ステレオタイプ

　視線を、感じる。
　うたかた荘を出てからこっち、誰かに見られているような居心地の悪さを明神は感じていた。
　電気、ガスに続き水道と、ライフラインを三つ全て止められてしまい、何としてでも稼いで来いとハンマーを振られ笑顔で説教され日本刀で斬り付けられ、ようやっと逃げ出せたと思ったらこれだ。
　まぁ良いか。もしかしたら仕事の依頼かも分からない。
　そう自分に言い聞かせ、取り敢えず適当に振り返ってみる。
「あの、どうかしました？」
　案の定、大分間を空けて女性が一人佇んでいた。見た目では生者かそうでないかは判別出来ない。
　話し掛けると、それまでおどおどとこちらを窺うようにしていた目が見開かれた。
「え…？に、日本人…？」
　その言葉の意味が掴めない明神に、苦笑とも照れ隠しともつかない笑みを浮かべつつ、女性は説明した。
「すみません。私、てっきり外国の方が道に迷ってるのかと思っちゃったんです。髪があんまり白いものだから…」







以上、管理人の実体験を明神にもさせたれやと言う短文でしたチキショー
先日学食で並んでいたところ、前にいたおっちゃんが何やらそわそわしておりまして。
どうかしたのかと思っていたところ、おっちゃん口を開いて曰く、
「アンタ、お国はどこよ？」
故郷を尋ねるには変わった訊き方だな、と何の疑いも持たずに某県ですが、と答えると、おっちゃん暫し絶句。直後大笑い。
「イヤー御免なー、てっきり中国かどっかからの留学生かと思って、アハハハ！」

わーい二回目ー（これは心の汗であって断じて以下略）
一度目は高校の時、修学旅行先で女子大生に言われました。
畜生あの時は今より気の利いた返答が出来たと言うに!!（キレ所はそこですか）
再現
「日本語お上手ですねー」
「ええまあ日本人なんでー」

そりゃあ日本人離れした顔立ちですけどー


誰だ人間離れの間違いだろっつった奴。
多分髪を引っ詰めてるからだ、うんきっとそうに違いない。顔なんて関係無い。





なんて馬鹿な事を言っていたら、友人も同じ目に遭っていたらしい事が発覚。
これ何て類友？