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ハリポタ、ポケモン、みえるひと中心二次創作ブログ。 初めての方はカテゴリー内の「初めに」をお読み下さい。
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みえるひと小説。
ガク姫。ほのぼの時々シリアス。

+ + + + + + + + + +
 或る日の未来
 
 そんな所で寝てると風邪引くよ?と、少しむくれて見せる貴女に、畳だから大丈夫、と笑って返すと、心地よい風が流れて来た。
 日曜の午後。日中あれ程強かった陽射しが、少し翳って和らいだ様に感じられる。
「ねぇ我区、聞いてる?」
 妻が側にしゃがみ込む。
 その光景の所為か、今朝見た夢を思い出した。
「―――今朝、おかしな夢を見た。」
「どんな?」
「薄暗い所で、俺がこんな風に横になってる側に、高校生位の姫乃がしゃがみ込んでて。」
 別に、そんな夢は今朝だけに限ったものではなかった。
「姫乃が今にも泣き出しそうな顔をしてたから、ちょっと冗談を言ってさ、」
 その夢の中で、俺はいつもファーの付いたコートと、タートルネックのセーターを着ていた。
「その時に、姫乃が顔を怪我してるのに気付いたんだ。」
 貴女が半袖姿でも、制服が夏服に変わっても、隣に居る俺は、ファーの付いたコートと、タートルネックのセーターを着ていた。
「凄く痛そうだったから、手を伸ばしたら、俺の手は傷に触れずに通り抜けた。」
 まるで、俺一人、(とき)が止まった様に。
「その夢で、俺はずっと前に死んでたんだ。姫乃と会うずっと前に。」
 ざわ、と風がカーテンを揺らす。
 俺を見る貴女の顔は、夢に出て来たのと同じ位不安気だった。
「心配しないで。」
 少し笑って、頬に手を伸ばす。
 柔らかく、暖かな感触が、そこには確かに有った。
「俺は生きてる。こうして姫乃に触れられる。」
 貴女の目元が和らいだ。うん、と頷き、頬に置いた手の上に華奢な手を添える。
 俺の手に伝わる温もりが増した。
 
 お昼ご飯作るね、と台所へ向かう背中に、
「有難う、―――ひめのん。」
 そっと、言葉を寄せた。
 




過去捏造ならぬ未来捏造。
雰囲気としては結婚して数ヶ月が経った感じ、のつもり。(つもりって)
果たしてガクに「あの頃」の記憶があるかどうかは御想像にお任せします。
2009.10.5.一部加筆修正
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HN:
白波麗
年齢:
1129
性別:
非公開
誕生日:
0894/12/28
職業:
漫画家志望のフリーターにジョブチェンジ
趣味:
絵描き
自己紹介:
別名「マダオ」

先日の会話より抜粋。
白「何かアゴ痛い…」
姉「何かした?」
白「最近の人は飯食ってもあんまり噛まないで飲み込むってよく言うから、物凄い力入れて何回も何回も噛んでから飲み込んだりしてた。絶対それが原因だと思うけど」
姉「それ、ガク関節症じゃない?」
母「だったらひめのん見てれば治るね。ガクが緩んで」
…しばらく患いたい所存。

能天気な性格。
2007年9月5日にしょうもない出会いをしたようだ。
食べるのが大好き。
食べられるものが好き。
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